日テレ系「24時間テレビ28 愛は地球を救う」(27日、後6時30分)でチャリティー・マラソンランナーを務める丸山和也弁護士(59)がこのほど神奈川・湯河原で3日間の合宿練習を行った。同局「行列のできる法律相談所」(日曜・後9時)でおなじみの丸山弁護士は史上最年長での挑戦。7月中旬に右足をガードレールにぶつけ、打撲。約2週間、練習ができず、不安の中での合宿入りだったが、計31キロを激走。走行距離も例年通り100キロに決定した。本番まで残り3週間を切った。チャリティーランナーにとって毎年恒例の合宿特訓。だが、歴代最年長ランナー・丸山弁護士は例年にない不安を抱えていた。
発表から約1か月後となる7月20日。自主練習中、ガードレールに右足をぶつけ、すぐに痛みを覚えた。不幸中の幸いか、骨折ではなく打撲ですんだものの、合宿入りまでの2週間は練習を自粛。右足の痛みはもちろん、走ることもできない。合宿にも消極的になり、トレーナーの坂本雄次さん(58)らが自宅まで訪れ参加を説得した。合宿初日も、大げさに右足を引きずりながら登場し、苦笑い。「いや〜、2週間、憂うつでね。参ったなぁと。足も少し痛かったし。合宿に来る時も(新幹線から降りる駅の)熱海じゃなくて『いたみ』って気分だった」。だが、いざ合宿が始まると、不安は自信へと変わっていった。
初日はあえて抑えめの8キロ。最初の1キロは速歩きの状態を保った。走れないのかとの周囲の心配をよそに、徐々にペースアップ。本番を想定し、あえて暑く、アップダウンの多いコースでの合宿となったが、疲れた様子を見せず、最後の上り2キロでは、スピードについていけない若いスタッフも。周囲から「復活だね」の声が次々と上がり、2日目は13キロ、最終日は10キロと計31キロを走り抜いた。
6月末のランナー発表時は、かなり快調だっただけにハプニングを乗り越えても「ようやく振り出しに戻った感じ」と冷静だが、表情は一変し、笑顔。年齢を考慮し、走行距離は決まっていなかったが、合宿での練習ぶりから、例年通り100キロに正式決定。
島田伸助ら「行列のできる法律相談所」のメンバーからも「顔つきが変わってきた」と言われたという。「僕はポンコツ車。格好悪くてもがむしゃらにやるだけ」。「法に魂を込める」がモットーの人情派弁護士が、マラソンにも魂を込め、世間の弁護士のイメージをまた変えそうだ。
◆丸山和也(まるやま・かずや)1946年1月23日、兵庫県生まれ。59歳。1969年、早大法学部卒業後に国家公務員上級職試験に合格し法務省入省。70年に司法試験合格。73年に結婚。76年にワシントンに留学、その後ロサンゼルスの法律事務所に勤務し、80年に帰国。現在、丸山国際法律特許事務所代表。「行列のできる法律相談所」には02年から出演。スポーツ経験は、学生時代の柔道部。近年は「暇さえあれば」スポーツクラブで水泳。
毎年恒例の24時間テレビでの100kmマラソンのランナーが、丸山弁護士と聞いた時は冗談かと思ってました。
タレントと変わらぬ扱いになってるのも凄いですね。
時間枠を気にせずマイペースでの無事完走を祈ります。