暑い!
再開発・TX開業…家族連れの街復活へ
大手家電量販店のヨドバシカメラが、東京・秋葉原に「マルチメディア・アキバ」を十六日に開店する。家電量販店としては日本最大級で、秋葉原の駅をはさんで反対側の約五百店の家電製品や電気部品の販売店が並ぶ電気街との販売競争が激化するのは必至だ。一方で、IT(情報技術)拠点として再開発が進むJR秋葉原駅周辺は最近、アニメやフィギュア(精密人形)などの“アキバ系”や“萌(も)え系”といわれる趣味人のショップも急増。無線やオーディオファンには敷居の高い街にもなりつつある。巨大家電店のオープンには、「電気の街」への復活期待と人の流れが変わることへの不安がにじむ。
◆総合販売店
「かつて家族連れでにぎわった秋葉原の姿を取り戻したい」。ヨドバシカメラの藤沢昭和社長は十三日、マスコミを対象にアキバ店の内覧会を開催し、こう語った。
地上九階、地下六階建てで店舗面積は三万三千平方メートル。白物、AV(音響・映像)、パソコンなどの家電・情報機器からゲームソフト、玩具など六十万品目がそろう。
一部フィギュアなども販売するフロアを備えているが、「オタク系」の店舗が増える秋葉原では「正統派」(電機店幹部)ともいわれる。
ヨドバシカメラでは、商品の陳列にも工夫を凝らし、品目ごとに商品を陳列する方法をやめた。メーカー、ブランド別に商品を集める方法を提案。「これまでの店で『商品が見つけにくい』という声があり、メーカーで商品が見つけやすいようにした」(藤沢社長)という。
つくばエクスプレス(TX)駅との直結で、茨城県の家族連れもターゲットに「売り上げ目標は年間五百億円」と藤沢社長の鼻息は荒い。
◆対抗策は
だが、電気街にとって、ヨドバシカメラの進出は巨大な“黒船”来襲でもある。「競争が激しくなるのは確か」(秋葉原電気街振興会)、「今の段階では影響はわからない」(電気街の家電店)と戦々恐々だ。
最大の問題は、アキバ店が、JR東日本の秋葉原駅東側に位置し、駅をはさんで電気街とは反対側にある点。
秋葉原駅周辺、特に西側には、家電量販店だけでなく古くから無線部品や音響・映像部品の販売店も多い。そうした店では「最新兵器が作れる」といわれるほど、世界中から安価で品質が高く、精密な部品が簡単に手に入る。そんな古い電気街への人の流れが変わるという指摘があるのだ。
だが、電気街では最近、大手の石丸電気も、ここ数年、家電よりもソフトに販売のウエートを移している。また、パソコン販売のソフマップは中古パソコンの販売で強みを持っている。
「アキバにくる人は、いろいろな店舗をみて回るのも楽しみにしている。むしろヨドバシカメラのカード会員が電気街に流れてくる期待が大きい」(ラオックス)との声もある。
「同じ商品を売っていては厳しいが相乗効果は期待できる」(石丸電気)と、むしろ歓迎ムードの方が強い。
◆発展する拠点
JR秋葉原駅の一日の乗車人員は平成十六年に十四万千九百六十三人。五年前に比べ約五千人増加している。加えて、つくばエクスプレスの開業などで、秋葉原を訪れる人の数は今後、広がる期待は高まっている。
駅前には「秋葉原ダイビル」と「秋葉原UDX」の二つの高層ビルで構成される「秋葉原クロスフィールド」という再開発の整備が進む。
IT関連のさまざまな施設が入居。世界のIT拠点としての成長が期待されている。さらに、家電からパソコン、電気部品から、フィギュアやアニメまで含めた日本を代表する文化の発信基地になる可能性もある。
古い電気街に大きな動揺がないのは、そんな「アキバ」の将来性に対する期待の方が大きいからでもある。
秋葉原にヨドバシが出来るとは知りませんでした。
正統派であるフィギュアと、正統派ではないフィギュアとの違いはなんだ?
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