暖かい日でした
真っ白なウエアに身を包んだ日本選手団が、満員の観衆で埋まったコムナーレ競技場に姿を現した。旗手を務めたスピードスケート男子の加藤条治(日本電産サンキョー)の顔が誇らしげだ。
喜び、緊張、期待…。ずしりとその手に収められた日の丸には、選手の、そして選手を支えてきたすべての人の思いが込められている。6日にトリノで21歳の誕生日を迎えたばかりの若武者は、その重みもしっかりと感じ取った。
昨年11月、加藤は500メートルで34秒30の世界新記録を樹立。今大会、金メダルに近いとされる一人だ。世界の頂点を極めるには、あらゆる重圧をはね返さねばならない。
11日に競技を控えるフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(北野建設)とノルディックスキー複合の高橋大斗(土屋ホーム)、さらに米国で練習を続けるフィギュアスケート女子の安藤美姫(愛知・中京大中京高)らは、この場に立てなかった。そうした選手の分まで、一歩一歩をかみしめ、胸を張って行進した。加藤だけではない。すべての選手が胸に闘志を秘めた、実にいい表情を浮かべていた。
コムナーレ競技場に聖火がともされ、いよいよ競技が始まる。これまでに培った技術、精神力、経験を、それぞれがそれぞれの舞台で思い切りぶつけてもらいたい。
「とても名誉な役をいただき、しっかりできたのでほっとしている。競技では気持ちを切り替え、やるべきことをしっかりやって、いい結果につながればいい」。加藤はそう言った。
26日の閉会式で、悔いのない顔をした日本選手に再会したい。
日本時間11日未明、いよいよトリノオリンピックが開幕されました。
スキー、スケートと期待を込められてますが、あまりプレッシャーにならず正々堂々と競技を行ってほしいです。
こちらの記事はちょっと可哀想な感じだ。
闘志胸に、加藤ら行進=日本選手団、いざ出陣−トリノ五輪〔五輪〕
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